唐突だが、
何故ばいきんまんはアンパンマンに勝てないのだろうか? 「それいけ!アンパンマン」の中に
正義 対 悪という構造が見られるからといってしまっては面白くないので、少しばいきんまんの人となりについて考えてみたい。
ばいきんまんは自称・天才科学者である。
自称とはいえ、彼のテクノロジーはすさまじい。彼の基地であるバイキン城はラボになっているし、いつも乗っている「バイキンUFO」や「だだんだん」(注1)、「もぐりん」などは彼の作品である。その他、彼の作ったメカは膨大な数にのぼる。
生物兵器をも作り出していることも忘れてはならない。「かびるんるん」(注2)である。このアンパン・ワールドで、ある意味、かびるんるんが最強なのではないかという説もあるが、今回の論旨とは若干ずれるためここでは示唆にとどめておく。
また彼は非常に勤勉で、ドキンちゃんの尻にしかれながらも、アンパンマンを倒すために日夜努力している。
変装は滅多に見破られないので、得意なのだろう。
バイキンUFOに乗っているイメージが強いが、銃を構えた映像もよく見るので、アクションも出来なくはない…はず。
悪巧みとメカの発想と人を騙すことは天才的。えげつない攻撃をしたりする。
こうして見ると、何故アンパンマンに勝てないのか不思議である。
だが、ここまで見てきて、一つ重要なことが抜けていることに気付く。
ばいきんまんという人物(宇宙人)を形成する、最も重要な要素である。
彼は
お調子者なのである。
公式ホームページでは、自ら「時々おかしなものをつくって失敗するからな!」と言っているし、アンパンマンとの戦いにおいても、あと一歩というところまでアンパンマンを追い詰めるにも関わらず、他の事に熱中して気を取られたり、詰めが甘くて逆にやられてしまうことがある。
調子に乗るから、やられるのである。
しかし、お調子者でないばいきんまんなど考えられない。というよりも、冷静沈着なばいきんまんなど、ばいきんまんではない(注3)。
つまり、彼は
負けるべくして負けているのであると言えよう。
とはいえ、大いに愛すべきキャラクターである。
結論:
調子に乗ると失敗する。
でも、ばいきんまんのような人生も悪くないんじゃないか。
(注1)手がないのが、踏み潰すという機能だけに特化していて良い感じだと思う。でも2号からは手があるようだ。余談だが、絵本『アンパンマンとだだんだん』では、だだんだんに踏み潰されてぺちゃんこになってしまった兎を、ジャムおじさんがふくらし粉をかけて膨らませるというシーンがある。印象深い。
(注2)彼らのセリフ「かびかび〜」は、ショッカー下級戦闘員の「ヒー(ヒョー)」に迫る、三下の名セリフだと思う。このセリフを聞いただけで、絵を見ずとも彼らがかびるんるんであることが分かる。
(注3)ばいきんまんがお調子者でないとすると、彼は冷静沈着だが意外に弱いというキャラクターになる。これではしょくぱんまんとかぶってしまうと思うのは私だけだろうか。
いちばいきんまんファンとしてはたまらないサイトを見つけました。リンクフリーなのをいいことに、紹介してみます。
こちら↓
http://baikinman.net/